鉄道模型机上の空論

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zoom RSS ペーパークラフトで図画工作

<<   作成日時 : 2010/02/16 17:23   >>

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 前回のフェリーのペーパークラフトを、もうちょっとなんとかしようといじってみました。本格的なペーパー車両の工作に比べるとアレレな出来ですが、本体だけならほとんどタダ同然で出来るのがいいところ。しかしペーパークラフトの手軽さで取り掛かり、欲を出してグレードアップも、という行き当たりばったりの工作では、失敗も招きました。

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 窓を抜き出すと、「おお、本格工作だな」なんて気になり、通常の模型の仕上がりが頭に浮かびますが、ここで欲をこいてはいけません。本格的なペーパー車両は下地や補強にかける手間が格段に違います。切り抜いて折り曲げて、塗装も出来るだけ印刷を使ってなんていうお気軽な工作の及ぶところではありません。

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 ペーパー車両なら基本中の基本のようなところもいい加減になってしまい、ご覧の通りボコボコです(笑)。折り曲げて組み立てたところに後から細切れで補強や窓枠を貼り付けていったらこの結果。上半分は塗料の厚塗りでごまかそうとしましたがムラムラです。
 普通は内貼りをして、ちゃんと乾いてから組立です。きちんと平面を出したかったら一旦側板を切り離して窓枠の内貼りをした方が良いのでしょうね。

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 設計段階での工夫で、歪みの回避は出来たかも知れません。まぁ自前の設計ですから自業自得です。

 実はなんとなく「歪むかなぁ」という危惧はあったのですが、この位なら大丈夫だろう、と多寡をくくってしまいました。一度取り掛かったら後戻りするのは面倒くさい、というズボラ根性も大きいです。ああ、でもどうしよう、作り直しかなぁ・・・と思っているうちにだんだんやる気が無くなり挫けて中断・・・

 まぁしかし、元々意識の低い工作です。先々週ポニョを見ていたら急にまた作りたくなりました。自前のペーパークラフトなんだから、図画工作としてマジメにやればそこそこ微笑ましいものが出来るだろうと考えて作業再開。

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 ペーパークラフトでは省略した船底は、ボール紙を重ね、瞬間接着剤で固めてから削りました。船底と船体の境目(?)の補強のようなラインもボール紙の帯で、船体の青をプリントした紙から切り出した帯を貼り付けてあります。船首にかけて持ち上げると感じが出ます。

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 このあたりが付くとグッと船らしくなりますね。当たり前ですが効果が大きいです。出来の悪さを取り繕おうと、ゴテゴテに塗り付けた塗料も、なんだかそれなりに船舶の雰囲気をかもし出しているではないか、という感じに見えてきます(?)。

 いい気になった勢いで細かい部品を製作。これらも図画工作的な工法でまとめました。手すりはちょっと面倒でしたけど。

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 ところで私の場合、こうして部品が揃うと、今度はなぜか組み立てるのが惜しくなってしまう、というヘンなクセがあります。このまま一週間ほどニヤニヤ眺めてました。それどころか部品を小さな袋に入れ、それを箱に入れて、「おお?こんなところに謎のフェリーのキットがあるぞ!」などとうそぶいてみたりするのです・・・全く何やってんでしょう(笑)。

 後は組み立てるだけ、という一番楽しくおいしい作業ですから好きなものは最後に取っておく、という気分に近いんでしょうか。確かに昔はそうでしたが、今はわりと好きなものから食べたりします。年をとったせいでしょうかね〜。

 くだらない事言ってすみません。

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 では細かい部品について少々・・・

 マストや煙突等は爪楊枝と紙ででっち上げ。船首の出入り口は切り離し、蝶板状の構造にして可動式。エナメル線に紙を巻いただけの簡易構造です。スムースな動きよりはある程度の抵抗があって好きな位置で止まる方がいい訳ですからこれで充分です。

 操舵室からの階段は、ペーパークラフトではプリントしただけでしたが一応グレードアップして立体的に段をつけました。

 手すりも紙で作りました。図画工作なんだから「高級素材使用禁止」と決めて、真鍮や洋白線は使いませんでした。

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 紙の手すりはハガキ位の厚さの紙二枚重ねで出来ています。対称になるような部品はまとめて繋げたまま作り、仕上げてから切り離すようにしました。周囲のカットも出来るだけ後回しにした方が加工時の持ち手として使えます。長手方向のラインを切り出して、縦の帯を瞬間接着剤で貼っていき、間を帯で埋めて全体にまた瞬間接着剤を染み込ませます。
 曲げるところがある場合は接着剤を染み込ませる前に曲げておかないとうまく曲がりません。

 固まればペーパーがけ出来ますので適当に細く、丸みをつけていきます。帯を切り出して固めるまではわりとすぐに出来ますが、この仕上げが結構面倒でした。乾いたスパゲッティー位の強度と弾力がありますが、フニャフニャしてペーパーから逃げ勝ちなのでかかりが悪いです。バイス代わりに厚紙で挟んで保持し、仕上げました。

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 コレで0.5〜6mm位の太さです。かなりオーバーですし、ちょっと透明感が出てしまい不自然でもあります。まぁそこは塗っちゃえばいいんですが、塗るとしたら艶アリ、でも艶があるとラインの乱れが目立ちやすいと言うことで、そのままにしてあります。しかしコレでもなんだか素朴なプラモデルみたいに見えなくも無いでしょう?

 適当に弾力があって、塗装もはげにくいはずですから、使う場所によっては金属線で組んだものより扱いやすいかも知れません。太いのを気にしないなら、ですが。

 屋根の支柱も同様の作りでつけました。

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 この紙手すり、作業時間は金属線を組んで塗装した方が格段に速くシャープに仕上がったと思いますが、最初に神経を使って、出来るだけ細く切り出せばもっと楽なはずです。私のは最初の切り出しの太さが0.7〜8mmだったのでやたら手間取りました。ちょっと太いな、とは思ったのですが、どうせペーパーかけるからとズボラを決めたら、結局後でツケが回ってきたという訳です。効率を考えるならとにかくココはやり直してでも切り出し段階で細くキメておくのがいいです。

 手抜きをすると、結局二度手間になる、という見本のようですが、太くなっちまったよ、しょうがねえなぁと、シコシコ修正するのも図画工作的楽しさと考えています(笑)。

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 まぁそんなズボラ作品でも、増えて来ると楽しくなってきます。うちのグリコのオマケレベルのものですら、こうして並べるとアレコレ妄想が膨らみます。ロゥレリーフでいいから倉庫街が欲しい、そうなるとタグボートに艀も要るな・・・小型スイッチャーだって動力まで作ったのだから早く上回り決めてかからなきゃ・・・全部図工的にペーパークラフトでやってしまおうかな(笑)?

 まぁそれはともかく、Nゲージの国内の製品で港湾関係となると、漁港関係が主になってしまい、寂しい限りです。外国のレイアウトには魅力的な港湾シーンが結構見られるのに、日本ではあまり見ません。場所も取るし手間もかかるから踏み切れないというのもあるのでしょうね。逆に言えば倉庫、クレーン、タグボートに艀等のプラキットや製品が豊富になるなら取り掛かりたいという人もいるはずです。そろそろ街コレなんかで「港湾シリーズ」なんか出ませんかね?

 でもNゲージの車両工作に比べれば、船の工作はずっと楽ではありますから、たまに目先を変えて作ってみるのも楽しめると思います。今回のようにほとんど紙で作るなら工作作業も食卓の隅で事足ります。少々デキがまずくても、並べれば楽しいです。

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 手元にトレーシングペーパーがあったので、霧のかかった港湾風景といった感じの写真を撮ってみました(冒頭の写真も同じセット)。少々ボコボコになったけど、こうしてみると少々ボコボコした方がむしろ船らしい感じさえしませんか!?

 船の塗装は傷みやすいのかも知れませんが、私が島に帰るときに乗っていたフェリーは、あちこち塗料が塗り重ねてありました。船体だってあまり滑らかな面だったような気がしません。鉄道車両より格段にたわみの発生する状況で働いている訳だし、きっといろいろぶつかる事も多いだろうし・・・

 まぁ、だからといって工作の失敗の言い訳にはなりませんけどネ(笑)。では、どうもお粗末様でした。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
渡し船の型紙?頂きました。
今、小指ほど船(船外機つき漁船?)の工作中です。
船つながりで今度つくってみます。
tototo@I
2010/02/19 21:49
tototo@Iさま

 なんだかtototo@Iさんのところは今度は海岸風景が出て来そうな予感がしますね。楽しみです!
 フェリーは妙な構造で作りにくいかもしれませんが、感じを見るくらいにでもご利用いただければ光栄です。漁船といえば瀬戸内海には白い布屋根の小さいのがいっぱいいました。
バラックモデル
2010/02/19 22:33

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