鉄道模型机上の空論

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zoom RSS 尾道の渡し舟

<<   作成日時 : 2010/01/24 22:56   >>

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 私が生まれたのは瀬戸内海の島で、かつては山陽本線の尾道からフェリーで二時間ほどかかったところです。尾道は子供の頃から帰省の度に寄りましたが、ここと四国の今治までの間の島を橋で結ぶしまなみ海道が出来てからは、新幹線の駅のある福山からバスで一時間というコースになり、長らく寄らずじまいになりました。

 それでもしまなみ海道は向島に渡る尾道大橋を通りますので、バスの窓から街の様子を見ることは出来ました。細長く眼下に伸びる水道に並ぶ造船所のクレーン郡、橋をくぐる緩いカーブの山陽本線に丁度列車が差し掛かったりすると思わず身を乗り出します。好きな景色です。

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 もう一つ好きなのがコレ。やはり子供の頃から眺めてきた景色です。DD13のようなセンターキャブの小さなフェリーボートが、対岸の向島との間の尾道水道を行ったり来たりしています。頻繁に行き来する渡し舟を、なかなかやってこない自分の乗る愛媛汽船のフェリーを待ちながら恨めしく見ていました。写真のは大型の部類と思いますが、もっと小型で模型に手ごろな大きさのもあります。

 うちのレイアウト(というかいまだ運転盤ですが)には小さな海の張り出しがあり、そこにちょっとアクセサリーとして置いてみたいと、ずっと前から考えてはいました。

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 そういう訳で、簡単な渡し舟の模型を作ってみました。航行規則上、こんなところに客扱いの船がいていいのかはなはだ疑問ですが、そこは模型ということで。
・・・しかしよく見るとこの船なんだかいいかげんな感じ。他のもかなり相当激烈にいい加減な造りですが(笑)。

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 実はコレ、ちゃんとした模型ではなくペーパークラフトなのです。なんとなくパソコンのペイントで描いてみて、やっつけで仮組みした自作のペーパークラフトです。アップにすると至るところゆがんでいるのがバレますね〜。

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 一応組んで不具合が出たところを修正しました。記事の最後においておきますので物好きな方は作ってみてください。はがき3枚分で一艘できます。最初色や窓のデザインをお好みで変えられるよう、256色のペイントデーターのままアップしようとしたら、うまくいきませんでした。jpgだと、ペイントでいじるにはノイズが邪魔でやりにくいので、PNGというよく知らないファイル名でアップしてあります。一応うちのペイントでは大丈夫ですが、うまくいかない場合はお知らせください。

 一応組立の概要を書いておきます。

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 操舵室のドア部分は切り取った方がいい感じです。マストや煙突などは、模型をやる人ならプラのランナーなどで作っちゃうのでしょうが、一応ペーパークラフトの体裁上載せておきました。

 一方で周囲の手すりは載せてません。こっちは付けるなら真鍮線ハンダ付け工作、紙に印刷したものを付けるくらいならいっそ省略、という考えです。赤い浮き輪の部品は手すりを付けた場合にはそこに貼り付ける予定です。

 マッチの頭みたいなものは船独特のベンチレーターですが、こちらもランナーで作る方が早いと思います。綿棒の軸などに貼り付ければ感じが出るかな?と思ったので一応載せたまでです。

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 船体、床部分などの切り抜き、折り曲げは写真の通りです。折り曲げ部分は先に筋をつけておかないと苦労します。客室の屋根と船体の先の部分にスリット状に抜く部分がありますので注意。切り込みを入れるだけではうまくはまりません。
 床部分は客室や前後の出入り口の板(何という呼び方か知りません)を切り離して組み立てた方が楽とは思います・・・

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 こんな風に操舵室の乗るブリッジの中をくぐらせて組み合わせるのですが、先の幅がブリッジのスパンより広いので少し丸めないとくぐりません。客室は折り曲げて通します。面倒な構造ですみません。

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 しかしこの後、パズルのように組み合わさっていくのが楽しいのです。だから私は一体のまま組み立ててます。単なる自己満足の面が強そうですからやっぱり床部分は切り離す方がいいかな?

 この組み合わせが出来たら、船首周辺や操舵室のブリッジの位置が決まりますので、後は木工ボンドを爪楊枝につけて接着していきます。客室屋根には、船体上方の細く延びた帯を巻きつけていって接着します。前後のブリッジは何か紙を当ててつないでおくといいでしょう。

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 船体の先はこんな風にスリットにはめ込まれます。床部分と船体は、この青い部分のあたりだけで接着した方がいいかも。全体に塗るとふにゃふにゃになりました。乾けば結構戻りますが。

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 後は煙突やマストを付けて素組はおしまい。まぁ割と手軽に感じをつかめたので良しとしましょう。コレに手すり類を真鍮線でつけてやればもうちょっとは見栄えがするかな・・・?あれ?写真はまた最初の緑のやっつけ仕事のものに戻ってますね(笑)。やっぱり窓を抜こうかなぁと思い、青い方はばらして窓を抜いてからやり直します。船底も素組だと一部抜けたまま。本当はもっと厚みをつけないといけません。

 後ろのクレーンは、十年くらい前にやはりはがき程度の紙で作ったものですが、瞬間接着剤を染み込ませながら作ったので、いまだゆがみも無く壊れません。
 港の景色にクレーンは是非とも欲しいものですが、Nゲージに手軽に使えるものとなるとなかなか無いですね。外国製なら多少あるようですが高そう!最近はレーザー加工のストラクチュア製品などがいろいろ出てきましたから、クレーンも期待したいところ。尾道の景色はモジュールレイアウト等には収めやすいと思うのですが、見たことがありません。やはりあのクレーン群がネックなんでしょうね〜。


 では以下はPNGデーターです。プリンターにもよるでしょうが、マイピクチャーに保存してからはがきに印刷すると大体Nゲージサイズです。実は最初はケガキ代わりにパソコン使ってみよう、位の考えで描き出したら結構面白くてはまってしまいました。CADなんかを勉強してカッティングマシンが使えるようになればクレーンのペーパーキットも作れるかな〜(笑)!?

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 小さな板に艀なんかを作って人形やカーコレなどを並べると楽しくなりそうですね。街コレで漁港の施設も出ていることだし、船着場周辺のジオラマ計画の妄想も膨らみます。



 このところ島へ帰る機会が増え、去年のお盆と今年の正月、続けて尾道に寄ってきました。いきなり二度、というのが品がないですが、次の帰省がいつになるか判らないので欲張りました。尾道駅前から諸島に渡るフェリー乗り場周辺は全く様変わりし、跡形もないですが、対岸の向島への渡し舟は健在です。それにやはり造船所周辺のクレーンは迫力がありましたね〜。将来の資料用(?)にちゃんと写真を撮ればよかったのですが、子連れで動いているとついついこの辺がいいかげんになります。

 それでもネコをからかったりラーメンを食べたりしながらぶらつくのも楽しかったです。もちろん渡し舟にも乗ってきました。

 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 尾道での鉄道と渡船の連絡とは、素敵なシチュエーションですね。私は山国で育ちましたので、憧れますね。またペーパークラフトというところが何ともニクい。しかも、それを公開してしまうというのですから……。

 実は昨年の夏、富山県の万葉線という路面電車に乗りましたら、終点の越の潟という駅で、向こう岸まで渡れる県営渡船に接続していました。
http://works-k.cocolog-nifty.com/page1/2009/09/post-b9d2.html

 改めて眺めると、船の基本的な構造は似ているものの、寸法とか形とかは異なっています。その様子をYouTubeでお目に掛けます。大きな橋を建設中でしたから、その内に無くなるはずです。

 出帆するところ
http://www.youtube.com/watch?v=yGVo7IsJJPk

 木の葉のように揺れているところ
http://www.youtube.com/watch?v=X73pnVCa6SQ

 画質が悪い上に、あまり関係のない話ですいません。
ワークスK
2010/01/25 01:58
ワークスKさま

 YouTube拝見しました。ありがとうございます(県営渡船以外もいろいろ楽しませていただきました)。

 富山湾内だと思いますがそれでも渡船はかなり揺れてますね!私の島の近辺でもこのタイプの小さなフェリーがいましたがここまで揺れません。こうしてみると、あらためて瀬戸内海は海というより池のように静かなんだと感じます。以前北陸線に乗ったときも波の規模が違うと感じました。
バラックモデル
2010/01/25 21:47

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