ロッド連動のCタンク その2
前回のCタンクの組み立て図です。分解写真と合わせてご覧ください。
ワールドのキットのように押さえ板なしで両側から車輪をはめる構成。この構造だと分解組立を繰り返すと中空軸が緩んでしまう懸念がありますが、もう2~30回は分解調整をしている今でも問題はありません。緩んだら作り直せばいい位に考えています。位相はその都度合わせ直しになりますが慣れれば結構簡単です。
こんな感じで全体にシンプルな構成を狙いましたが集電のために工夫?したところもあります。
古いTMSなどで、固定軸のC型機では中央の第二動輪の軸穴をやや縦長にする、という技法を見かけます。イコライザーほど完全でなくとも線路の凸凹に対応させるためのものですが、ロッドは関節を設けずの固定式のままで作られていました。もちろんNではなく16番での話。関節は無くてもロッドの穴の遊びでそこそこ対応出来たのでしょう。
私のはそれに加えフレーム自体を可動にしてみました。左右のフレームを軸穴の平行を出しながら固定するという作業もそれなりに気を使うものですので、それならいっそ別々のままグラグラにして、というわけでこんな構造に。シリンダーは左右別々にフレームにネジ止めです。前回の動画をよく見るとシリンダーがユラユラしながら走っているのがわかりますね。フレームというより集電板といった方がピンと来る感じかな?
でも第二、第三動輪の間のピンと第一動輪中央での三点で支持しているので第一、第三の二軸だけで考えれば一応三点支持のイコライザーになっています。コレに別個に動く第二動輪が加わる形。
固定式ロッドでどれだけイコライザー的な効果が出ているかは謎ではあります。ロッド穴の遊びの量で効果が変わりそう。まぁ小さな凹凸には十分対応していると思いますが、やはりC型なのでそれなりに線路をきれいにしておかないといけません。ポイント上は特に。
ところで上の写真のフレームは一代前のもの。ロッドは二代目がついていますが、つまりはフレームもロッドも作り直したということです(笑)。実はロッドはもう一度直しました(さらに笑)。クランク穴もジグの不手際からどれも微妙に垂直が出てないのですが、一箇所ほかよりズレの大きいものがあったのでそれのみ修正しました。
ダメならギア連動、という善後策があったので、第一動輪のピンのように思い切った構造を取る時の保険になって助かりましたが、一方で「まぁいいか」といろいろ工作に甘えも出てしまったわけです。
一代目のロッドとフレームを重ねてみたものです。軸穴ごしにそれぞれのロッドの穴が見えますが、第二動輪の軸穴とロッドの穴が見事にズレていますね~。縦長にする際にヤスリすぎたのを修正した跡も見苦しい!
ロッド穴や軸穴は、引っ掛かりを改善しようと少しずつ広げていった際にずれたんでしょうか。今となっては自分でもわかりません。ちなみにロッドは左右でも寸法ズレがありました。基本の穴を開けるときにはロッド、フレーム共に四枚重ねて、長めの線を差し込んで位置あわせと垂直を見ながらあけていったので最初はズレてなかったはずです。(ピンバイスであけたので一度には無理でしたが一枚ずついったん小さめの穴をあけておけば仕上げで四枚一度にドリルが通ります) やはり調整中にズレていったのでしょう。最後まで重ねてチェックしていればこんなことにはならないはず。気を抜きました。ズボラな気分がフレームの残骸から漂っていますね~
しかしこんなモノでもそれなりに走るんですよ。ややギクシャクするけどそこそこスローも効く状態。ただカーブ上で肩をゆする、直線上で第二動輪が一回転ごとに上下し、線路をたたいてカチカチ音を立てるという現象が見られました。
写真のズレは0.1mm位ですがはっきりと判りますね。作り直した現在のものはルーペで見ておかしくない範囲で仕上がってますので0.1mm以下の精度!? 小型車としては使える性能になったと思っています。
ところでロッドピンとロッド穴の遊びの寸法ですが、最初は1.0Φのピンに対し穴を1.2強まで広げていました。それでも上記のようにそこそこ走りました。実は以前にKatoのC50を改造した8620が、いくら調整しても引っかかるような動きをするので思い切ってロッドの穴を広げてみたことがあるのです。ピンは少し太く1.0Φ強(正確にはわかりません)。それに対しロッド穴は1.15mm位。これをドリルで1.2mmにしたら完全にダメ。ギクシャクどころかガクガク!
こんな経験があったものだから1.2mm以上のロッド穴でもそこそこ走るのには驚きでした。ただこちらは固定軸。Katoのは軸箱可動なので車軸と軸箱、軸箱とベデスタルの二箇所の遊びの分で車軸の振れが大きいのが原因でしょうか?素人考えなのでちがうかもしれませんし、私の加工法が悪かったのでダメにしたのかもしれません。でもとりあえず、市販品のロッドが引っかかるから穴を広げて調整などとは考えないほうがいいと思います。製品には製品なりの設計寸法があるはずです。
・・・そういうわけでそろそろ上回りに取り掛かります。ここまで来たらオール金属で、という野望もあり、リベット打ち出し機を作ってみました。余っているピボット車輪や百円ショップの定規などが材料です。
カード入れを加工してホルダーにし、材料をはさんでテープで止めたら定規をガイドにスライドさせて打っていきます。プリンターで目盛りを印刷したシールを作って張り、ホルダーの端を合わせてピッチを出します。
ポンチはピボット軸ですが結構小さなものも打てますよ。0.2mmの洋白板がきれいに出ますが、弱く打つコツをつかめばプラにも打てます。
古いプラ製品並みには出てますね。う~ん、プラにしちゃおうかなぁ、断然楽だし・・・
いかんいかん!またズボラな気分が出てきました。1200とか私鉄電車プロファイルに出てる南海の8型のようなのを計画しているのですがどうなることやら・・・ホワイトメタルのキットでもあるとそりゃ楽でいいんですがネ(笑)。








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