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KATO(HO)はやぶさ動力台車分解

2014/07/10 19:30
 すっかり分解野郎ですが、今回は小ネタですよ。

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 油断しているうちにKATOのはやぶさ(HO)の発売からはや半年。この製品は台車周りの取り付け寸法が共通化されており、容易にトレーラーの台車を動力付きに交換できる設計だそうです。Assyパーツとして動力付き、無しの両台車を出しています。使われているモーターはNゲージの蒸機と共通の、7mm径×20mmのコアレスモーターです。そのモーターのストックとして、またちょっといじってみたいこともあって、動力付きの方を買って調べました。

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 いきなりですが今回のはやぶさは3条ウォームです。このタイプの動力台車、2年ほど前に出たHO(KATOさんはこの表記)のEF510が最初です。当時も1つ買って調べ、2条ウォームでなんとか逆伝動が可能、と言うことを記事に書きました。
 多条ウォームの採用は、編成中複数の動力台車を組み込んでの走行で、下り坂でのトレーラー、他の動力台車に押された時のウォームのロック現象を回避するため・・・だと理解しています(相変わらず自信は無いですが)。今回は新幹線車両ということで、さらにスピードアップを狙う目的もあったのだと思います。

 ともあれ、2条から3条になったことで、ずっと軽く逆伝動が出来るようになっています。2条ウォームのEF510の台車では割と強くレールに押し付けないと逆伝動しなかったのですが、コレはちょっと押さえるだけで転がります。ネット上の情報ですが、車両セットの取説には勾配で止めると坂を下ってしまうことがある、と書いてあるそうです。

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 軸距28.5mm、車輪径9.8〜9.9mmです。台車に1箇所ずつゴムタイヤがあります。
 ウォームホイール18T、同軸の11Tより車軸18Tに伝動(モジュール0.3)。ウォームが3条ですからギア比約9.8:1です。

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 いじってみたかったのは以上のような逆伝動関係のことです。しかし線路上で台車を押して、「おお、回らぁ」だけではちょっと・・・。大方は逆伝動云々よりパワートラックとしての性能はどうなのか、というところが興味の対象だと思います。動力台車2つで6000円+税といった定価も魅力です。
 しかしNゲージしかやっていない私は16.5mmのレールは数十センチしか持っておらず、そこをチョコッとスローで走らせた印象しかお伝えできません。単体で何かの動力に、と目論んでいる方のご参考までにちょっと書きます。

 ギア比が小さいので微速走行ではレールの継ぎ目で速度がふらつく、止まるなどしました。秒速4〜5cmあたりになれば安定しますが、EF510の台車よりはスローは苦手な印象です。でもスタートの回り出しはゆっくりしているし、以前見たキドマイティーのパワートラックの走行よりはいい感じだと思います。コアレスモーターの威力でしょうね。音はかなり静かです。使ったのは純直流の電源です。

 単体で使うなら、集電のためゴムタイヤは交換したいところです。車輪は同じくAssyパーツのトレーラーの台車から手配出来ると思いますが未確認です。

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 またこの台車はボギーでの使用を前提とした2点支持です。ちょっと前後にガタつくので、やはり単体で使用する時は、片側の集電板を固定するなど支持方法を考えた方が良いかもしれません。
 車輪の輪芯部は1段へこんでおり、集電、支持用の燐青銅板は、それに合わせて曲げられています。スカートに隠れる台車ということで、カーブ通過で当たらないよう幅を押さえているのでしょうか?

 3条ウォームですから、もっとスローを、というなら2条や1条のものに替えられれば相当良くなります。ウォーム自体の寸法はEF510(2条)やNゲージのD51(1条)、C62(1条逆ウォーム)等が外径、軸径(4.7mm、1.5mm)が合います。手配が厄介ですけど・・・。

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 で、なぜか(笑)私のところには手持ちがありますので、1条(D51)のものと交換して走らせてみました。分解野郎の面目躍如です。3条(ピンセットで挟んである方)と1条では進み角がはっきり違うのがわかります。

 ギア比がいきなり3倍になりますから当たり前ですが、かなりスローが利いていい感じです。しかし微速を楽しむなら単体では集電がきついです。ゴムタイヤの交換、ウエイトの追加は必須ですね。

 盲点だったのは1条の方がフライホイールの効果が大きく見えること。同じ速度なら1条の方が惰走が長いです。ギア比を考えれば1条の方が高速で回っていますから当然の結果でした。

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 一般にウォーム交換はしないでしょうから、そのまま2個セットで電車や凸電等への利用が妥当なところと思います。激しく無造作ですが、一応写真のように2個組で線を繋いで往復させてみたところ、かなり滑らかに走りました。フルスロットルでは凄いスピードが出そうな感じですが、その辺の具合は線路が無いためわかりません。

 しかしこのタイプの動力台車、今後も増えるのではないでしょうか。KATOUSAのディーゼルにも既に使われているようです。16番小型車、Oナロー等の手軽な動力として期待される方も多いと思います。

 え〜、で、こうして記事にした上で言うのもなんですが、この動力台車、なんだか今品薄のようです。前回の記事のC57分解後、ウォームを検索していたら、はやぶさの動力台車は3条ウォームであるというブログ記事(「Scenery with Train 〜列車のある風景〜」RiHa様)を発見。自分でも逆伝動の手応えはどんなものだろうと実感したく、ついつい品薄のところ1台分買ってしまったというわけです。悪しからず。

 いずれはやぶさの再生産がかかればAssyで出回ると思います。タイミングの悪い記事ですみません。

記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4


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