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zoom RSS 懐中ボール盤

<<   作成日時 : 2012/09/24 19:45   >>

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 手持ちの材料をゴソゴソいじっているうちにこんなものを作ってしまいました。ボール盤と呼べるほどの性能ではないですが、0.5mm前後の金属板に小径ドリルで穴を開けるのに結構使えます。

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 金属工作をする場合、ボール盤があると便利です。しかしいざ部屋に置くとなるとやっぱり大きく、躊躇します。工作内容が、そうしょっちゅう金属を加工するわけでもない、となればなおさらです。滅多に使わないのに工作台の上で場所を取られてはたまりません。

 ・・・しかしここまで小さくなくても(笑)。

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 でもまあいいのです。操作性はそんなに悪くはありません。文具を使うような感じです。ドリルプレスの部分に微妙にガタがあるのですが、0.8mmの真鍮板、0.5mmの洋白板に、0.2mmのドリルを使って折れずに使えています。
 掘り込む感触が指先から直に伝わるので微調節しやすいと言えばいいでしょうか。ちょっとビリビリ感じたら押し込みを戻して挿しなおすといった感じです。
 それより0.2mmの穴となると、位置合わせの方が問題です。ドリル先端をケガキ線に合せてから回せるよう、フットスイッチを付けようと思います。でもきっとスイッチの方がでかくなるんでしょうね(笑)。

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 フトコロは18mmしかありません。大きなものは90度回して材料の上に乗せて対処できるような構造ではあります。

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 最初に言ったように材料は手持ちのあり合わせです。ドリルプレスは全体の支柱が古いハタガネ、ドリル上下のための支柱は折れた針やすりです。針やすりは上下で支えないとグラグラしますから支え金具を作りました。

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 こんなことしなくても、もう一個ハタガネを買って下と同じものを付ければ早いです。しかし「懐中ボール盤」という名に似合うデザインにしたくてがんばって自作しました。実はここが一番面倒でした(笑)。しかし私の場合、こういう実用性に関係の無いところが作り上げる気力の元になることが多々あります。

 0.5mm専用でもいいから、かつて伊東屋から出ていた「CHIBI1」のような小型の簡易ボール盤があればいいと思い、ガラクタを組み合わせて実験してドリル本体の目処は立てていました。しかしドリルプレスはどうするかなぁというところで止まったまま。おまけに最近になって「CHIBI1」と同じようなコンセプトの清吉ドリルが出たのを知り、ほとんど買うつもりでいたのです。

 夏になってあまり工作もせず、工具の台をチョコチョコ作った後はたまに工具を並べた工作台を眺めるばかりでした。しかし私は小さな工具が並んでいるのを眺めるだけでも結構楽しいのです。そんな中、ふと手にした古いハタガネから文房具の延長のような雰囲気の小さなボール盤のイメージが浮かんでしまいました。好きなデザインで出来るならその方がいいと、買わずに作ってしまったと言うわけです。

 涼しくなったらまず雨宮のキット、という予定だったのですが・・・しかし雨宮にはバグナルと同じ小さなベルを付ける予定です。ベルを揺らすために小さな穴あけ工程があるから、と先にドリルを・・・バグナルの時にはピンバイスで開けたので全く理由になってませんが(笑)。

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 で、肝心のドリル本体はこんな感じです。1mmの軸のルーマ型ドリル使用、ピンバイスのようなチャックではなく押しネジで取り付けです。

 まずはベアリングケースです。12mmのプラパイプにボールベアリングやスペーサーを差し込んでいく構造です。
 タミヤミニ四駆用のボールベアリングを二つ、間にパイプのスペーサーを挟んで差し込みます。軸受けのしっかりした小さなモーターのような形になり、軸のフレを押さえる算段です。

 内径3.0mmのボールベアリングの外径が8.0mm、ちょうど手持ちの真鍮パイプに8mmのものがありましたので、これらのはまるものは無いか?と探していたら、ガラクタの中からプラパイプが出てきました。子供の砂遊び用おもちゃを修理した時の残骸です。10数年前のものです(笑)。何が役に立つか分りませんね。

 一方の軸(スピンドル)は、エコーのパイプを組み合わせ、内径1.0mm、外径3.0mmにし、押しネジを付けます。
 ドリル刃はとりあえずホームセンターで購入の0.5mmのものにやはりエコーの1.0×0.5のパイプをハンダ付けしたもので試しました。

 これらの組み合わせに、秋葉原で買ったジャンクモーターを繋げて回すと10V、300mA前後で真鍮板に穴があきました。最初は鉄コレのサイズのもので試しました。一応穴はあきますがちょっとのことで発熱し、トルクも足りません。使用したジャンクモーターは一回り大きい14mm×12mmの小判型断面で、長さ20mmほどのものです。
 押しネジが1箇所なのでフレが心配でしたが、問題無いと思います。

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 モーターにはジョイントを付け、プリント基板等でブラケットを作りベアリングケースにはめ込みです。

 針やすりの支柱用のベアリングはウォームギアの穴を利用しています。ドリル上下用の支柱に廃品の針やすりなんかを使ったのは、手持ちの材料の中ではウォームの穴とヤスリの柄がスライドさせてもガタの少ない組み合わせだったと言う訳です。

 ウォーム周囲は檜の角材をあてがってボール紙を巻きつけ、隙間にはヤスリがけで出た金属粉を詰めてから、瞬間接着剤をたっぷり染み込ませて固めました。かなりお粗末ですが金属板から作るとなるとなかなか大変そうなのででっち上げ工法を取りました。強度としてはプラと変わらないとは思います。

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 斯様にズボラとこだわりの織り交ざったシロモノではありますが、なんとか形になりました。ドリル刃はとりあえず金森のルーマ型の0.5と0.2を注文して本格的な試運転開始です。このドリル刃、実験段階で使っていたホームセンターのものとは格段に切れ味が違います。0.4mmの真鍮板に0.5mmの穴あけで比べると、ホームセンターのものは3〜40秒かかりますが金森は5〜6秒!押し込む力も軽くで済みます。0.2mmのだともっと軽いです。ただ細さゆえ慎重に切り込むので作業はゆっくりです。

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 写真は0.5mmの洋白板の0.2mmの穴あけをしているところ。ブレたり刃先が暴れたりする感じはありません。エコーのパイプは精度が高いのでしょうね。
 あとやっぱりドリル刃は良いものを使うと相当違う、と言うのを痛感しました。すごい切れ味で嬉しいです。ただ、0.2はドリル交換で抜く時に勢い余って飛ばしてしまい、1本折りました(笑)。単なるマヌケです。

 金森のドリルは10本単位での販売で、最初出費が痛いですが、一本の単価はかなり格安です。アマゾンにもありますが、なぜこんなところで売っているのか?と感じるビバホームのがさらに安かったです。

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 これは雨宮のベル用に1.2mmパイプに0.2mmの穴あけの様子。この後パイプを割って整形し、ベルの支柱にします。ベル本体はハトメに線を通して整形し、その後穴あけです。涼しくなってきましたのでどんどん進めたいところです。またちょっと時間がなくなりそうですが、工具眺めてニヤニヤする間があるなら手を動かすべきですね(笑)。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これって、懐中亭主とおなじくおっぱいに挟まる大きさというのがコンセプト……のはずはないですね(笑)
ITOYA のチビボール盤のさらにミニサイズという感じでしょうか?
なにかアンティークな機械工具のような雰囲気の形態に魅力がありますね。

skt
2012/09/27 20:15
skt様

 挟んでみたいのはヤマヤマなのですが・・・(笑)。
 チビボール盤はskt様も重宝なさっているご様子、あれいいな〜と思ってました。これはもっと細い0.5mm以下専用と言ったところです。
 古い時計旋盤など、凄くかっこいいのがあり、あこがれます。ニセアンティークですがその気分を少しでも、と思い作りました。
バラックモデル
2012/09/27 21:57

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